雨の日でもいちご狩りはできるの？農園選びのポイント、雨天時の持ちものを解説

12月から5月頃までといった長いシーズンで楽しむことができるいちご狩りは、家族連れからカップルまでさまざまな層から人気のあるアクティビティです。いちご狩りを予約する際に気になるポイントの1つは、当日の天候です。「雨の日でもいちご狩りってできるのかな？」と疑問に感じる方も多くいらっしゃるでしょう。

本記事では、雨の日のいちご狩りについて解説していきます。美味しいいちごの見分け方も紹介しているので、いちご狩りに出かける際に参考にしてみてください。

1.雨の日でもいちご狩りはできる？

いちご狩りを行っている農園では、基本的にビニールハウス内でいちごを育てる「施設栽培」を採用しています。そのため、雨の日でも通常通りにいちご狩りを楽しむことができるでしょう。とくに、立ったままいちごを摘み取ることができる高地栽培の場合は、地面から高い位置にいちごが植えられています。高地栽培は衛生面において優れた栽培方法であり、いちごの汚れが気になる雨の日でも安心して楽しむことができるのです。

ただ、悪天候の程度やいちごの生育状況によっては農園自体がお休みとなってしまう場合があります。中止の心配がある場合は、事前に確認しておくと安心です。

また、いちごを野外で栽培する露地栽培の場合は、雨天中止となってしまう可能性が高いといえます。天候が心配な場合は、施設栽培を行っているいちご狩り農園に予約しましょう。露地栽培はピクニック気分でいちご狩りを楽しめるというメリットもあります。晴れの日にはより本格的ないちご狩りを楽しむことができるでしょう。

1‐1.雨の日の持ちもの

いちご狩りは雨の日でも楽しむことができますが、ビニールハウスまでの移動で濡れてしまう可能性があるため、折り畳み傘などの雨具は必須となります。

ビニールハウス内にはシートが敷き詰められており、ぬかるんだ土で靴が汚れる心配はあまりありません。ただ、いちご狩り農園の立地によっては、周辺の土がぬかるんでいる可能性があります。雨の日は汚れても良い靴と服装でいちご狩りに参加すると安心です。

露地栽培の場合は、前日の悪天候の影響が出る恐れもあります。前日の雨によるぬかるみが改善されない場合は、長靴などを用意する必要もあるでしょう。

1‐2.「前日の雨」がいちごに悪影響？

美味しいいちごを食べるためには、当日の天気よりも前日の天候がより重要になります。いちごは日光をたくさん浴びることで甘みが増す果物です。前日の天候が雨や曇りの場合は、いちごに十分な日光が当たらず、甘みが減少してしまう恐れがあるのです。2~3日晴天が続いた後のいちごは甘みが増し、とても美味しくなります。当日の天候が雨であっても前日までの天候が晴天であれば、美味しいいちごを楽しむことができるでしょう。

2.豆知識　美味しいいちごの見分け方

いちご狩りにおいて、「より甘くて美味しいいちごを食べたい」という方は多くいらっしゃるでしょう。以下では、美味しいいちごを見分ける方法を２つ解説します。ぜひ参考にしてみてください。

2-1.つぶつぶで見分ける

多くの方がいちごの種だと考えている「表面の黄色のつぶつぶ」は、実は種ではなく果実です。この果実が均等に、かつ広い間隔で配置されているいちごは、美味しいいちごであるといえます。果実が均等に広がっているいちごは、栄養も均等に配分されています。糖分などの旨味成分も均等に行き渡っているのです。また、種が広い間隔で配置されていることは、いちごが熟してパンパンになっていることの証拠になります。ハリツヤがあり、美味しく食べることができるでしょう。

また、いちごが熟すほどに果実の色は黄色から赤に変化していきます。果実まで赤いいちごは熟して甘みが増しているのです。スーパーでは種まで確認して選ぶことは困難です。いちご狩りの機会に、ぜひ種までこだわっていちごを選んでみてください。

2-2.大きさと形で見分ける

いちごは大きいものであるほど、甘くて美味しいといわれています。大きいいちごはその分、栄養や糖分がしっかり詰まっているのです。加えて、いちごは先端部分に甘さが集中しています。先端が尖らずに、平らになっているほど、甘みが強い部分が広範囲に広がっているのです。大きく、先端が平らのいちごは甘みが強いといえるでしょう。

また、表面に入っている裂け目も美味しいいちごの証拠です。この裂け目はいちごに入りきらなかった糖分によってできたものです。通常、裂け目が入ったいちごはスーパーなどでは販売されません。いちご狩りだからこそ味わえる、特別ないちごだといえるでしょう。